【旧枠モダン】赤単ゴブリン調整録
GP旧枠モダンお疲れ様でした。
前回の3人を大きく上回る8人という、恐らく世界最大級の規模での開催ができました。
皆様本当にありがとうございます。
R1 スクイーバインド○○
— 双木湊@例大祭【に48a】 (@Minato_Namiki) 2018年4月15日
R2 稲荷ジャンド○×○
R3 アネックスワイルドファイア○×○
3-0で優勝できましたー!ゴブリン強い! #GP旧枠モダン pic.twitter.com/wlTv0krgSF
と、いうことで開幕イキります。優勝しました!
マッチングとデッキリストは上記の通りです。
デッキリストは写真だけだと不親切なのでDigへのリンクをつけておきます。
⇒https://dig.cards/decks/magicthegathering/139398
以下はデッキ選択の理由と、調整録です。
対戦レポートは記憶力がなく苦手なので皆様に期待。全体の話はブロガーの稲荷さんの狐の社・二社目に上がると思います(丸投げ)。
本当に上がりました。読み応え抜群なのでぜひご一読を。(4/18追記)
■なぜ赤単ゴブリンなのか
今回のGP旧枠モダンは、発売に先駆けてドミナリア(4月27日発売!)のカードを使用することができます。できるようにしました。
旧枠モダンは一応モダンですが、所詮は同人フォーマットなのでその辺はゆるふわなのです。なにより、重要なのは収録されるかどうかであって、現物の発売を待つ必要がないのです。使いたいカードが出てきたとしても、それは既に10数年前に印刷を終えているのですから。
そんなわけで、某所でリリースノートが流出して話題になったのがゴブリンの戦長。
既存のゴブリンでも十分戦えるレベルのデッキでしたが、3マナ域の弱さが課題でした。
加えてゴブリンの4マナ域はゴブリンの雪だるま1枚のみ。
5マナの包囲攻撃の司令官は強力なカードでしたが、5マナまで伸びてしまうゲーム自体があまり好ましくなく、土地少なめの軽い構成の方がデッキとしてまとまっていたのです。
そこに現れたゴブリンの戦長。事実上のゴブリンの戦車の上位互換であり、生き残ってしまえば4ターン目には包囲攻撃の司令官を唱えることができ、そのままゴブリンで雪崩れ込むことができます(テキスト読み上げニキ)
ということで、ドミナリアによってゴブリンデッキが大幅に強化されることが明らかだったのです。
さらに事件は続きます。
もはやなにがなんだかわかりません。嬉々として怒り狂うゴブリンを走らせてた、あの頃のゴブリンはどこに行った?
ということで、最強のゴブリンである包囲攻撃の司令官を早出しする術を2つも得てしまいました。構築はどうすればいいかわからないけれど、選択肢は増えた。選択肢が増えたということは強化されたということである。そして間違いなく、ゴブリンは対策される。
■メタられてもいいゴブリンへ
結局、デッキを決められないまま2日前になりました。
というのも、戦長入りゴブリンで練習した際、白青リアニメイトの堅牢な防衛隊1枚で負けてしまったからです。
そのような重めのアクションを取るデッキに対しては、カウンターを有する青緑グランビル(初回に掲載したデッキです)が有利で、かつあのデッキはお気に入りなのです。
赤単か、青緑か。
そういえば、以前の赤単ゴブリンは3マナ枠にボール・ライトニングを採用していました。
赤赤赤が要求されなくなったので、土地に山ではなく流砂などを採用してもいいのでは?と以前話題にしたのを思い出したのです。
ならば、その枠にペンデルヘイヴンを使ってもいいのでは?
グランビルで強さは確認済みでした。稲妻に対しては無力なものの、紅蓮地獄と雹の嵐に対して効果覿面なのです。同型戦においてもモグの狂信者の強さが変わってきます。
そうだ、紅蓮地獄と雹の嵐、弧状の稲妻は間違いなく撃たれるだろう、ならば、撃たれて死なないゴブリンを採用していこうではないか。
ということで、白羽の矢が立ったのがモグの歩哨です。
以前数枚試したところ、これが案外強い。
2点火力や今わの際で除去されないのはもちろん、戦闘前に唱えたロードを除去されても歩哨が強化されたり、相手のロード・速攻持ちに対して誘発して強力なブロッカーになったりで八面六臂の活躍。
場持ちのいいゴブリンが増えたことで、以前解雇したモグの下働きを再び採用しました。
また、流砂がものすごくつらかったので、無効化ついでに相手の場に山を作れる血染めの月を1枚メインにしました。
月を置くだけで勝てるようなフォーマットでもデッキでもないため、劇的に刺さるデッキならサイドから追加、山を出すか出さないかの赤多色なら1枚、山をガンガン置いてくるデッキにはアウトという形で落ち着きました。
そうしてできあがったのが冒頭のリストです。
そういえばスカークの探鉱者は?という声が聞こえてきそうですが、私は弱いと思ったので採用しませんでした。もちろん旧枠モダンにおいての話ですが。
通常のフォーマットではわらわらと並ぶことに定評のあるゴブリンですが、旧枠モダンではそれができるのが包囲攻撃の司令官のみなのです。
ゴブリンの首謀者やゴブリンの女看守のないデッキが、貴重なゴブリンをマナに変えるのはかなり厳しいです。
ひとたび頭数を減らしてしまうと、群衆追いの打点が上がらなくなり、ゴブリンの王の脅威も減ってしまい、元に戻すのも困難です。
あと、1マナ1/1をこれ以上増やすとデッキが痩せます。
以上の理由から、スカークの探鉱者の採用を見送りました。探鉱者入りで強い形があったら教えて欲しいです。(赤黒でただれたゴブリンを投げるのも楽しそうではあるけど、それをやりたいだけになりそう)
今回は想定通りに歩哨が仕事をしてくれたほか、劇的なトップ解決で接戦を制するなど、運にも恵まれて結果を残すことが出来ました。
サイドボードは要調整だと感じましたが、メインボードは中々いいものができたのではないかと自負しております。
GP旧枠モダンの次回開催についてお知らせです。
次回のGP旧枠モダンは7/1(日)を予定しています。
今回と同様に、基本セット2019のカードがすべて公開された直後の日曜日です。
もちろん基本セット2019の再録カードが使えます!何かくればね!!
GPとしての集まりは7/1ですが、それまでの間にも旧枠モダンをプレイする機会があれば積極的にやりたいですね。ぜひ誘ってください。
詳細が決まり次第、またTwiplaを利用して参加者を募集させていただきます。よろしくお願いします!