【旧枠モダン】エターナルグリーンとその顛末
GP旧枠モダンお疲れ様でした。
残念ながら私の戦績はゴブリンを握っての2-2でした。口だけ野郎です。精進します。
さて、今回はゴブリンを握ったわけですが、直前まで本戦デッキの候補になっていたデッキがあります。そのデッキはずばりエターナルグリーンです。
基本セット2019(7/13発売!)に《市長の笏/Magistare's Scepter》が収録されることで旧枠モダンでも使用可能になりました。
市長の笏は4マナと自身のタップで蓄積カウンターを置き、蓄積カウンター3つと自身のタップをコストに追加ターンを得る、《Time Vault》です。
エターナルグリーンが本当にエターナルする為には3枚の《通電式キー/Voltaic Key》と15マナが必要です。モミール・ベーシックであれば土着のワームが対戦相手を屠っていることでしょう。
実際に15マナとキー3枚を並べるのはサーチのあまりない旧枠モダンでは無謀なので、《種子生まれの詩神/Seedborn Muse》を使うことで、相手にターンを一度渡した後に自分のターンが3連続来るという不思議なゲームになります。
(自ターン(蓄積カウンター2つ)→相手ターン(追加ターン発生)→追加ターン(蓄積カウンター2つ)→自ターン(追加ターン発生)→追加ターン(蓄積カウンター2つ)→相手ターン(追加ターン発生)という流れになる)
追加ターンが連続することで、神の怒りや物語の円を機能させにくくしたり、一気にライフを詰めたりすることができます。時間停止モノってやつですね。
序盤を凌ぐ必要がありますが、幸い緑には濃霧や根の壁、雹の嵐といった時間稼ぎカードがあり、架空のトップメタであったゴブリンにもある程度の耐性があります。
何よりも、カードが、いい。
そんなわけで、見た目よし、中身よし、新カード(19年前)特有のわからん殺しを兼ね備えた完璧なデッキができた。
と、思っていた。
このデッキは・・・構築の時点でマリガンしている・・・?
デッキコンセプトが鬱陶しかった。エターナルグリーンのエターナルがとにかく邪魔だった。
それでも、こんな初手の時は本当に強かった。だけど通電式キーだけは許せなかった。
かくして、エターナルレスエターナルグリーンが生まれた。
https://dig.cards/decks/magicthegathering/148757
デッキの動きは簡単。
森を置く、ゴミ(花盛りの春か流転の護符を置く)→でかいのを叩きつける。
追加の花盛りの春として流転の護符を追加。これにより護符→詩神と動くとなんと相手のターンに護符を構えることができるというスーパーコンボができます。
泣く泣く茨の精霊を解雇した枠には丸いトリスケリオンを。対罠の橋、対物語の円を見越してドラゴンの血まで採用。
サイドボード以外に、このデッキに隙はない・・・!
と、思っていたのですが一人回しでゴブリンのドブンに轢かれたので本戦では使いませんでした。
あとはよろしくお願いします。すみません。