番外フロンティアサンプルデッキ(~灯争大戦)
お久しぶりです。
いよいよ今週末に迫った基本セット2020、そしてその翌週にはGP旧枠モダンということで全国65万人の番外フロンティア勢の皆様も盛り上がってきていることでしょう。
さて、今回は激変が迫っているということで灯争大戦までの環境の資料を兼ねて現在使用しているデッキのリストを載せていきます。
先にお詫びを。これから載せるリストの一部には「持ってないからこの枚数」という妥協があることがあります。PWデッキのものは一通り買い揃えたのですが、ウェルカムデッキ限定のものが満足に入手できていません。以前は妥協(DOM版ラノエルとか)もしていたのですが、やはり形から入るオタク的にどうしても許すことができず、回すうちに体調が悪化してきたのでやめました。よろしくお願いします。
◆ボーラス・コントロール
《欺瞞の主、ニコル・ボーラス》をフィニッシャーに据えたコントロールデッキは番外フロンティアの華といえます。
健常な目で見るとめまいのするような弱いテキストな気がしますが、番外フロンティア的には難攻不落の王神-ゴッドファラオ-です。
撮影終えてから山が1枚出てきたので修正してます。すみません。
クリーチャー(5)
3《ジェイスの歩哨》
2《謎かけ達人スフィンクス》
インスタント(12)
4《取り消し》
4《炎の鞭打ち》
1《分散》
1《運命編み》
2《ラルの消散》
ソーサリー(12)
4《怒り火》
4《正確な稲妻》
2《火炎放射》
2《サルカンの竜火》
アーティファクト(4)
4《ボーラスの肖像》
プレインズウォーカー(4)
1《ミノタウルスの海賊、アングラス》
2《嵐を呼ぶ者、ラル》
1 《欺瞞の主、ニコル・ボーラス》
土地(24)
4《水没した骨塚》
4《燃え殻の痩せ地》
4《高地の湖》
7《島》
1《沼》
5《山》
スタンダードなグリクシスカラーのコントロールデッキです。といっても黒要素は2種のプレインズウォーカーのみなのでイゼットコントロールといってもいいでしょう。
火力による除去で序盤を耐え、PWでアドバンテージを稼ぎ、最終的に手札でだぶつくであろう火力を相手に放り投げていくのが主な勝ち筋です。
特徴としてはほぼクリーチャーに依存しないことでしょうか。現行のリストでは《謎かけ達人スフィンクス》を採用していますが、M20後は《飲み込む噴火》に差し変わる予定です。こうすることで何が起こるのかというと、番外フロンティアのバグである謎かけ達人スフィンクス合戦*1に付き合う必要がなくなります。また、アングラスや《火炎放射》も新しいチャンドラ周りに変わると思っています。
そんなボーラス・コントロールですが、実は《ボーラスの肖像》があるためにグリクシスで組む必要がないのです。
例えば・・・そうですね、こちらをご覧ください。
クリーチャー(14)
4《ジェイスの歩哨》
4《常備軍》
2《忠実なる癒し手、ニアンビ》
4《謎かけ達人スフィンクス》
インスタント(4)
1《霊感》
2《ドビンの放逐》
1《ラルの消散》
ソーサリー(6)
4《怒り火》
2《火炎放射》
エンチャント(3)
3《水結び》
アーティファクト(4)
4《ボーラスの肖像》
プレインズウォーカー(5)
1《嵐を呼ぶ者、ラル》
1《秘儀の策士、ジェイス》
1《時を曲げる者、テフェリー》
1《法を築く者、ドビン》
1《欺瞞の主、ニコル・ボーラス》
土地(24)
4《曲がりくねる川》
4《高地の湖》
4《採石場》
6《平地》
5《島》
1《山》
ジェスカイトリコボーラスです。優秀なクリーチャーである《常備軍》を使うことができます。
先ほどとはガラリとプランが変わり、最終的にはクリーチャーでのコンバットで勝利します。
以前はテゼレットが入っていて、ジェイスと並べて無限連合じゃん!!って喜んでいたのですが、正直弱かったので今の形になりました。
M20からはやはりチャンドラが入りそうです。なんなんだあの女。
◆暴君への敵対者
ボーラスだけが番外フロンティアにあらず、アグロやミッドレンジももちろんデッキとして多数成立します。ギデオンが異様に強い灯争大戦、はーじまーるよー。
クリーチャー(21)
4《宮廷の僧侶》
4《アジャニの同志》
4《常備軍》
4《大導路の守護者》
4《ギデオンの中隊》
1《セラの天使》
インスタント(4)
4《捨て身の突進》
ソーサリー(4)
2《ギデオンの喊声》
2《新緑の最高潮》
プレインズウォーカー(7)
1《武芸の模範、ギデオン》
2《賢明なる助言者、アジャニ》
1《誓いを立てた者、ギデオン》
1《自然の職工、ニッサ》
1《アーク弓のビビアン》
1《勇敢な守護者、アジャニ》
土地(24)
4《平穏なる広野》
10《平地》
10《森》
まずは敵対度の高い緑白から。
いわゆるソウルシスターズ的なミッドレンジで、《ギデオンの中隊》をフィーチャーしたデッキです。
除去されづらいタフネス4のクリーチャーを+1/+1カウンターを置けるPWで強化するのも勝ち手段です。
M20での追加カードが多く、デッキの構成ががらりと変わりそうです。注目株ですよ!
続いてはこちら
クリーチャー(24)
2《霧まといの川守り》
4《ジェイスの歩哨》
4《嵐前線のペガサス》
4《銀嘴のグリフィン》
4《ギルドパクトの密通者》
4《常備軍》
2《ジェイスの投影》
インスタント(4)
4《捨て身の突進》
ソーサリー(5)
4《ギデオンの喊声》
1《ジェイスの策略》
プレインズウォーカー(3)
1《武芸の模範、ギデオン》
1《誓いを立てた者、ギデオン》
1《秘儀の策士、ジェイス》
土地(24)
4《曲がりくねる川》
10《平地》
10《島》
灯争大戦のデッキを2種買えばほぼ組めるとTwitterでバズってた(気がする)デッキですね。場持ちのいいクリーチャーか、回避能力を持つクリーチャーを強化する素直なアグロデッキです。
《ギルドパクトの密通者》からの《ギデオンの喊声》は恐ろしい勢いで打点が上がっていくので爽快ですね。入門向けです。
これ!といった感じの追加を得にくいデッキではありますが、新規の《協約のペガサス》がいい感じにコンセプトに合致していると思いました。あとはアジャニが入ると思います。
お次はM20で激変しそうな単色を
クリーチャー(29)
1《欲深い悪漢》
4《苦々しい結末の蜂》
4《ヴラスカの征服者》
4《ぼろぼろのミイラ》
4《干からびたナーガ》
4《蘇ったゴルゴン》
4《クロールの略奪者》
4《血狩りコウモリ》
ソーサリー(4)
4《ヴラスカの嘲笑》
プレインズウォーカー(4)
2《屍術師、リリアナ》
2《ゴルゴンの陰謀家、ヴラスカ》
土地(23)
23《沼》
黒単アグロ、というやつです。
《ヴラスカの征服者》をはじめとするRIXのヴラスカ組と《屍術師、リリアナ》が黒単アグロを組めと書いてあるので組みました。
そんな2マナのヴラスカの従者は元薄暮の軍団である"吸血鬼"。もうお分かりかと思いますが、このデッキはM20によって番外フロンティア初の部族デッキ、吸血鬼デッキへと進化することが予想されます。
・・・正直な話、元がイマイチだったので果たして強いのかは怪しいところですが、見た目はなかなか面白いのでかなり組みたいデッキです。
さて、続いてのデッキです。
クリーチャー(31)
4《ラノワールのエルフ》
4《ジェイスの歩哨》
4《熊のチャンピオン》
4《地形の精霊》
4《熱心な再生者》
4《大導路の守護者》
2《スカラ狼》
1《攻撃的なマンモス》
4《謎かけ達人スフィンクス》
ソーサリー(1)
1《新緑の最高潮》
プレインズウォーカー(5)
1《自然の職工、ニッサ》
1《アーク弓のビビアン》
1《巧妙な精神魔道士、ジェイス》
1《秘儀の策士、ジェイス》
1《創造の魔道士、ニッサ》
土地(23)
4《森林地の小川》
4《シミックのギルド門》
4《島》
11《森》
青緑ランプ・・・を組みたかったのですが青緑ミッドレンジです。
2種のマナクリから加速して《謎かけ達人スフィンクス》を叩きつける簡単なデッキです。
M20の追加分はビビアンが強いのと、ムー・ヤンリンがスフィンクスに強すぎるので其の辺りが採用されると思います。
最後にもう1つを紹介します。
クリーチャー(24)
4《アジャニの同志》
4《地形の精霊》
4《熊のチャンピオン》
4《紅蓮の巡礼者》
4《突進する戦猪》
4《大導路の守護者》
インスタント(4)
4《炎の鞭打ち》
ソーサリー(4)
4《正確な稲妻》
エンチャント(4)
4《樫変化》
プレインズウォーカー(2)
2《街壊し、ドムリ》
土地(22)
4《森林の地溝》
8《山》
10《森》
グルール・アグロ、あるいはステロイド。ドムリがまさか遺影になるなんて。
インスタント除去が少ないため、3/3/1の速攻がやたら強いのと、《アジャニの同志》に《樫変化》つけたら勝ちでは?というのがメインコンセプトです。
新規カードも充実しているので、ドムリと違って案外未来がありそうです。4/4/4ってなんだよ。
デッキ紹介は以上です。実はこの7つで手持ちはすべてです。
手持ちになかったりそもそもなかったりで試せていないカードも多いので、ぜひ皆様も組んでみてください。
カードは弱いですが、物語の顔であったプレインズウォーカーがどれも程よく活躍するのと、アーチエネミーなどのカジュアルルールを遊ぶ際にちょうどいいバランスになったりするので、見た目は虚無いですが真面目にオススメできるフォーマットだと思います(対戦相手は頑張って用意してください)。
最後に紹介できなかったM20の注目カードを貼って終わりにします。ありがとうございました!