【番外パイオニア】カルドハイム新規カード20枚!
番外パイオニア、やってますよね?
かなり久しぶりの更新になってしまいましたが、気にせず前回と同じノリでいきます。
順番はコレクターナンバー順。全カード一言ずつなんか書きます。
《戦乙女の先触れ》
番P版《輝かしい天使》です。まあ強いです。
かなりアホなことが書いてありますが、単体だと謎かけ達人スフィンクスに勝てないので過信は禁物です。
出したターンに4点のライフを得るのがなかなかに難しいので、後述のシュタルンハイムの野心家などをフル活用した白黒天使のフィニッシャーとして活躍していくでしょう。
《セルトランドの精霊術師》
強力なようで実は踏み倒したくなるような呪文がない超大型巨人。
巨人・カードは同期のセルトランドの投げ飛ばし屋と林歩きの儀式者を含めてもわずか5種類、かつ青い巨人はこの1枚のみなので有効活用できる日はまだまだ遠そうです。
《肉裂きの死神》
天使デッキに入る1枚……と思わせて微妙に怪しい枠。
タフネスが怒り火の射程内なのでフィニッシャーとしてはやや不安定に思います。
実は熊のチャンピオンが狂戦士なので、背教の死神、林歩きの儀式者も加えた黒緑ミッドレンジが成立する可能性があります。
《セルトランドの投げ飛ばし屋》
先ほど名前の挙がった巨人です。
スタッツは悪くはないですが、能力に即効性がない点や相性のいいカードが特にないので特に使われることはなさそうです。
《梢の戦術家》
緑のレアはロードになった《ラノワールの部族》。
ロード部分を無視しても強いと思いますが、このカードの早出しのためにラノワールのエルフはもちろん森林の神秘家もフル投入が丸いです。
チャンドラの炎波に耐えるのが凄いですね。
《完全武装》
機体は1枚、装備品は2枚、ドワーフは多相込みで3枚です。よろしくお願いします。
インクの染みのある1マナ軽い《エンジン始動》なので、そういうのが好きな人は早めに集めとくといいと思います。
または変則的なハンマータイムデッキができるかもしれないので、そういうのが好きな人は早めに集めとくといいと思います。
《シュタルンハイムの野心家》
天使版《ドラゴン語りのシャーマン》。
無論強いです。今回の戦乙女の先触れ以外にも6マナの天使が複数いるので好きなものを選びましょう。
セラの天使の枠は残念ながら厳しいです。
《戦詠みのスカルド》
装備品は2枚です。よろしくお願いします。
《若年の戦乙女》
今回のバケモノです。このカードにより様々なカードが過去の物となりました。
天使デッキでなくとも、このカード4枚だけで採用価値があります。昔の筋肉スリヴァーみたいなものです。
番外パイオニアが想像以上に流行っているようで、どこもかしこも在庫がなくて困っています。え?違う?
《自我の吸収》
多相の戦士は残念ながら林歩きの儀式者のみです。
現状は5枚目以降の分散でしょうか。
《巨人の掌握》
前述の通り巨人が少ないので活躍は厳しそうです。
ただしコントロール奪取の対象がプレインズウォーカーも行ける点がかなり偉いです。
巨人シナジーカードの中では群を抜いて強力だと思います。いわゆるワンチャン。
《古牙の儀式者》
黒いエルフのうちの1枚。
現状特に語ることもないですね…………。
《背教の死神》
今回のバケモノその2です。
飛んでる2/3が3マナで出てくる上になんか色々あります。
天使デッキや黒ウィニーはもちろん、今後増えてくるかもしれない墓地利用デッキでも活躍間違いなしなので4枚行きましょう。
《茨外套の打撃者》
ついに来ましたPW対策カード!
惜しむらくはとてもじゃないが使いやすいとは言い難いということでしょう。
《鈎斧》
機体は1枚、装備品は2枚、ドワーフは多相込みで3枚です。よろしくお願いします。
《ゴブリンの武器職人、トッゴ》から大量に岩という名の装備品が出るので、そういうフォーマットだと楽しいと思います。
《炎巨人の憤怒》
だから巨人は少ないって言ってるでしょ!
《金の突撃車》
番Pちゃん初の機体です。
宝物を生成するカードは残念ながら1枚もありません。
《エルフの伏兵》
森林の神秘家最高!!!!!111
《林歩きの儀式者》
今回のバケモノ……というほどではないですがとても良いカードです。
何度も名前が挙がっているように、番外パイオニアでは部族シナジーを要求する割に部族カードがないということが多いので多相というだけで一定の価値があります。
今後もそういった部族カードは増えていくと思うので、そのたびに林歩きの儀式者を検討することになるでしょう。猫・騎士・ミノタウルスをすこっていけ!
《戦乙女の猛威》
今までありがとうセラの天使。所詮トークンなのでバウンスには弱いのですが。
現状は白黒天使用に、今後の追加次第ではエンチャントである点がかなり評価されていくと思います。
その辺とは特に関係ないですが、ヒュージ・リーダーズで使う予定です。
追加カードは以上です。
ゼンディカーの夜明けで何もなかった分の反動と、約1年前のテーロス還魂記の再来を感じる大盤振る舞いっぷりでした。
今回の追加で評価が下がる・採用数が減りそうなカード
若年の戦乙女に対して不利なカードはかなり厳しくなります。
苦々しい結末の蜂はその筆頭です。銀嘴のグリフィンは同じマナ域で枠を奪い合うか両方採用することになりますが、やはり若年の戦乙女に軍配が上がります。
それらの仮想敵を失う大導路の守護者はややイマイチです。貴重かつ強力な部類の到達持ちクリーチャーですが、緑ミッドレンジ系統のデッキでは梢の戦術家に枠を譲る可能性が高いです。
同様に新緑の最高潮はやや微妙なカードとなりました。ただしニッサがそれなりに強いのと色サポートができる点が優秀なので差別化はできています。
今回の追加で評価が上がる・採用数が増えそうなカード
BO1からBO7まで、白黒天使がトップメタとなることが予想されます。
それに対するカウンターとしては謎かけ達人スフィンクスがとても優秀です。
白黒天使の中でも特に強力な戦乙女の先触れへの解としてEngulfing Eruption(飲み込む噴火)の採用率も上がることでしょう。
ただし、同様に流行するであろう緑x系ランプデッキに対しては上記2枚は有効ではありません。
絶対に放置できないクリーチャーである戦乙女の先触れが出たことでランプデッキのフィニッシャーは茨のマンモスが良く、それに対してはカウンター、除去が有効です。
銀嘴のグリフィン(+嵐前線のペガサス)が若年の戦乙女に置き換わることでウィニーの速度もやや低下することから、以前よりコントロールデッキの立ち位置がよくなるでしょう。これらすべてを採用したグリクシスコントロールが復権しそうです。
これらを総合すると強いデッキは
・白黒天使
・緑xランプ
・グリクシスコントロール
なのですが、BO7ではなんともう1つデッキが必要になります。
デッキを少し弱くして他に回すか、残りのカードでデッキを組むか、はたまた別の選択肢を探すのか……
この先また現れるであろう対戦相手と、いつか来たる番外パイオニアの流行を待ち望みながらここで筆を置かせていただきます。ありがとうございました。