Ideal Idolはてな支部

旧枠モダンを語る。旧→http://mesmericmask.diarynote.jp/ 欲しいものリストhttps://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2FNE62OF99FHJ?ref_=wl_share

【旧枠モダン】アミュレットボーラス

 

コミケの欠席を決めたので、少しでも罪を雪ぐための久々ブログです。

なにはともあれとりあえずデッキリスト

https://www.hareruyamtg.com/decks/573493

見た目重視フォーマットなので実物写真も

このデッキはドローとカウンターと除去で序盤を凌いで、《流転の護符》によってつよいクリーチャーを出すコントロールデッキです。

元はもち饅頭氏が考案した青赤アミュレットで、《包囲攻撃の司令官》《サンダーメア》がメインアタッカーでした。デッキは団結のドミナリアで《衝動》が再録されたことで成立しました。

https://www.hareruyamtg.com/decks/448012

デッキの根幹は同じですが、以下の点を意識しています。

・1枚、1回で勝てるフィニッシャー→《ニコル・ボーラス》

・《包囲攻撃の司令官》《聖なるメサ》に強いカード→《隆盛なるエヴィンカー》

・対コントロールにおける《強迫》

 

この形にすることで失ったものは

・マナベースの安定度

・《隆盛なるエヴィンカー》との競合による《フェアリーの集会場》

・《包囲攻撃の司令官》と《稲妻》を合わせての"バーン"勝ち

 

《隆盛なるエヴィンカー》は青赤アミュレットが苦手な《サルタリーの僧侶》に強く、デッキの相性差を覆せるカードです。

個人的に、対コントロールでカウンターを揃えるプレイが苦手なのもあって《強迫》が使えるのが一番助かっています。

 

簡易プレイガイド

土地をしっかり伸ばしたいので多めな初手だと嬉しいです。

序盤(~3T)

《対抗呪文》があってもなくても2ターン目に青青を立てることを意識します(青の基本作法)。

《選択》《衝動》は土地を拾うことが多め。《嘘か真か》の4マナまではノンストップで。

中盤(4T~)

なんでも持ってる顔をします。

ちゃんと持ってる場合は青青浮きの《流転の護符》、ない場合は4マナ浮きで動けるよう目指します。

終盤(?~)

あなたが主役です。

旧枠モダンにおいて《ニコル・ボーラス》は対処が難しいので強気にいっても問題ないことが多いです。

 

サイドボーディングはビートダウンに《大クラゲ》、コントロールに《強迫》でだいたいなんとかなります。

対《流転の護符》で置き物破壊が入れられがちなので、2枚目がない場合は最速設置はやめたほうがいいです。が、テンポロスを誘うために雑に置くこともあります。

非青からは《防御の光網》が出てきますが、的がそれだけの場合は《無効》が腐ることが多いのでやめましょう(《ゴブリンの砲撃》を擁するカーミックボンバーなんかには入れます)。

《隆盛なるエヴィンカー》はだいたい残します。対ステロイドなんかでは《稲妻》ですぐに落ちますが、逆に《稲妻》以外での処理は困難かつ脅威度が大きいです。カウンターバーンでは《フェアリーの集会場》が止まります。

 

カード個別解説

《流転の護符/Quicksilver Amulet》

デッキの核です。再録で300~500円くらいしたのが50円になりました。

このデッキでは

・クリーチャーの実質分割払いによってカウンター/除去が構えやすい

・着地後は構えることに徹することができる

といった非常に強力なカードです。2枚目が不要ですが、引きたいので3枚です。護符がないと出せないカードはないので、重ね引きが嫌いな場合は2枚でもいいと思います。

出した返しに《荊景学院の戦闘魔道士》で割られるのだけ最悪ですが、手札と相手のデッキ次第では4ターン目にフルタップで出すのも強いアクションです。

 

以前は「小学生が好きなやつ」といった半ネタ扱いでしたが、現在の旧枠モダンでは普通に流行ってるカードなので普通に嫌な顔をされます。

 

《ニコル・ボーラス/Nicol Bolas》

先でも触れた一撃で勝てるカードです。

維持コストの都合で護符と揃っても出せないパターンもありますが、それでも強いです。

他のフォーマットや他のボーラスと比較してもここまでこの人(たまに人になってるし、ま、ええやろ)が強いのも珍しいと思います。このフォーマットはボーラスが好きな人におすすめです。

かっこいいプロモ

かっこいいプロモもそのうち配られます。

Secret Lair "Showcase: Dominaria United Textured Foil Edition"

こっちは既に売られている方。

 

《隆盛なるエヴィンカー/Ascendant Evincar》※白枠版はゲームでは使用できません。

旧枠モダンの《大修道士、エリシュ・ノーン》です。

《サルタリーの僧侶》《聖なるメサ》《フェアリーの集会場》《包囲攻撃の司令官》の全てに強いです。

レジェンド・ルールは状況起因処理を用いるため、既に戦場にある状態で2枚目をプレイすることでタフネス2のクリーチャーを処理することができます。《ヴェクの聖騎士》《霊体の先達》相手に頻出するテクニックであり、そのために3枚も採用しています。

 

機械兵団の進軍で《炉の女王、アヤーラ》が登場するまでは唯一のファイレクシアン・貴族でした(2023年8月現在もその2枚のみ)。

 

《全能なる者アルカニス/Arcanis the Omnipotent》

アンリコ星人です。

場持ちが良く、1枚あれば満足するので1枚。効く相手にはとことん効くのでサイドにもう1枚の構成です。引くのが楽しい人は増やしてもいいと思います。楽しいので。

Secret Lair "Rule the Room"

海外人気とかはわかるんですけど、誰得なんだよ感が強くていいですね。

《稲妻/Lightning Bolt

説明不要です。イラストも多すぎるので好きなのを使ってください。

 

《選択/Opt》

イクサランでテキストがスッキリしました。単純にカードパワーが低いので減らしています。サイドアウトもよくします。

 

《衝動/Impulse》

大昔のレガシーでも使われていたパワーは健在。

現在間違えた報告は聞いてないですが、シャッフルはしませんので気を付けてください。

 

《対抗呪文/Counterspell》

好きなイラストを使ってくださいシリーズ。マスクス派です。

Secret Lair "Far Out, Man"

《嘘か真か》もセットになった良Secret Lairですね。

 

《火/氷/Fire/Ice》

青マナを寝かせて護符を通すのが主な役目です。もちろんマナクリを焼いたり時間を稼ぐのも強いです。

 

《嘘か真か/Fact or Fiction》

旧枠モダンの定番となったおじ達の青春です。偽旧枠のバリエーションが増えました。

最強ですが重くて使いづらい時もあります。がんばってください。

《噓か真か/Fact or Fiction》

海外でも人気のようです。

 

《まき直し/Rewind》《心霊破/Psionic Blast》
《恐怖/Terror》

チームピン差し。

《まき直し》は《嘘か真か》や《流転の護符》と相性がよいですが、《防御の光網》や《緊急阻止》が増えるサイド後はだいたい抜けます。

《心霊破》《恐怖》はともに対プロテクション赤に。《恐怖》は腐ることもありますが仮想敵に当たらない《終止》よりマシです。現在は採用していませんが、黒が増えるようならサイド《終止》で入れ替えるのもありかもしれません。

 

Secret Lair X Blood Bowl

いくらなんでも……って感じのラインナップ。

 

基本土地

テンペスト派です。画像は好評発売中の統率者マスターズ収録の基本土地です。

《対抗呪文》があるので島は多めに。

《血染めの月》があるので沼は必須。山は少なくしてもよさそうなのですが《シヴの浅瀬》が痛いので欲しい。といった感じで現在の割合になっています。

 

《シヴの浅瀬/Shivan Reef》

ダメラン。再録で安くなりました。

《反射池/Reflecting Pool》

おじたちの青春。再録で安くなりました。

《塩の湿地/Salt Marsh》

おじたちの青春。再録されたけど安くはなりませんでした。

 

《孤立した砂州/Lonely Sandbar》

サイクリングランド。タップインが嫌いな人は島に変えてもいいと思います。

 

解説は以上です。

小難しそうに見えるかもしれませんが、目指すゴールが明確でカードも強い方なので回しやすいデッキです。

青赤アミュレットは基礎がしっかりしていてこのような発展形にでき、かつめちゃくちゃ安いので旧枠モダンの入門なんかにもおすすめです。

興味があればぜひ遊んでみてください。