Ideal Idolはてな支部

旧枠モダンを語る。旧→http://mesmericmask.diarynote.jp/ 欲しいものリストhttps://www.amazon.jp/hz/wishlist/ls/2FNE62OF99FHJ?ref_=wl_share

【旧枠モダン短編】《炎の供犠/Immolation》

2021年9月7日。

イニストラード:真夜中の狩りプレビュー期間の真っただ中。

誰もが期待していなかった、誰もが予想していなかった。

旧枠モダンへの追加カード。

その名は《炎の供犠/Immolation》。

この記事は、そんなリミテ用コモンに喜んだ一人の感情の記録である。

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《炎の供犠/Immolation》 (R)

エンチャント -オーラ

エンチャントされているクリーチャーは+2/-2の修正を受ける。

ごくシンプルなテキストだ。

《血の渇き/Blood Lust》と並び、パワーを上げてタフネスを下げる赤のカードの祖である。*1

捨て身の攻撃、諸刃の剣といったイメージの非常に赤らしいカードだ。

第4版以来16年ぶりの再録となるカード、果たして旧枠モダンに居場所はあるのだろうか。

 

……答えはイエスである。

 

 

赤単バーン。

《稲妻》《火葬》という傑作呪文の下に《ショック》が4枚並んでいるという、ある種衝撃的なデッキだ。*2

旧枠モダンでたびたび見られる"あまりにも見た目が弱そうな割に実は強いデッキ"の1つだが、明確に苦手とするデッキが存在する。

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Selesnya Control(大嘘)

(画像はhttps://note.com/legaponmof/n/nf2c160951a7c#wVO88からお借りしました。)

オーランカー。《オーラトグ》*3に《怨恨》を食べさせてすくすくと成長させる健康的なデッキだ。

オーラトグは火力呪文に合わせてエンチャントを食べてしまうため、かの稲妻先生であっても手を焼くクリーチャーである。

そんなオーラトグを育てて《魂の絆》でライフを回復する、赤いデッキにとっては悪夢のような存在である。

オーランカーは現旧枠モダンでもトップクラスの速度を持つデッキであり、メイン4枚の《地の封印》もあって現在のTier1*4であるカーミックボンバーに非常に有利なデッキとして注目を集めている。*5

 


そんなオーラトグを赤1マナで処理できるカード、それが炎の供犠なのだ。

"旧枠モダンの環境"とやらはコモン1枚でも波紋を生むのである。

これからのカード公開も、目が離せないものとなるだろう。

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余談だが炎の供犠はシャンダラーRTAでも大活躍している。飛行ブロッカーの排除や《シヴ山のドラゴン》強化による時間短縮はもちろんのこと、詰みがちな《鬼火》を綺麗に処理することができる非常に重要なカードだ。赤のApprentice初期デッキに最初から2枚投入されているので間違って売らないように注意したい。なお赤のボス戦時に自身のシヴ山のドラゴンにエンチャントしてしまうと稲妻1枚圏内となってしまうため非常にリスキー。他の色のボスに関しても安定を取るならば手札に抱えておくのが無難。

 

*1:"流動石"により赤の印象が強いが、黒にもたびたび登場する。最新の物では《モーギスの好意》。最近は青いクリーチャーも起動型能力で同様の挙動をしがち。

*2:とてもショッキングだね。

*3:ヨシ!

*4:当社調べ

*5:当社調べ

【旧枠モダン】モダンホライゾン2による影響まとめ

old-flame-modern.hatenablog.jp

旧枠モダン視点のモダンホライゾン2、答え合わせ編です。

執筆中の旧枠モダン入門記事内で語るには重すぎたので別で書きました。

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影響度の低いものは飛ばしつつ、上段左上から右に順に紹介します。

 

 

《霊体の先達/Karmic Guide》

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ということで無事初手から影響の強かったものを紹介できます。*1

霊体の先達はリアニメイト能力を持ったクリーチャーですが、霊体の先達2枚と生け贄のみをコストとする起動型能力で無限ループを形成します。

具体的な手順は

①墓地に霊体の先達がいる状態で霊体の先達を戦場に出す。

②霊体の先達のリアニメイト能力の対象を霊体の先達に。

③効果の解決前に、戦場に出ている霊体の先達を何らかの起動型能力により生贄。

④新たに出た霊体の先達のリアニメイト能力で生贄になった方の霊体の先達を対象にする。

以後③④の繰り返し。

となり、③の部分の起動型能力を無限に起動することができます。

具体的な相方は《狂気の祭壇》と《ゴブリンの砲撃》で、これらを組み合わせたコンボデッキをカーミックボンバーと呼びます。あのMTGwikiにも載っている由緒正しい古代のデッキです。

mtgwiki.com

残念ながら当時のデッキリストは掲載されていませんが、なんにせよ霊体の先達は旧枠モダンにおいて"弱いカードが特にない無限コンボ"を環境にもたらしました。

以前あった無限コンボといえば《永劫の輪廻》であり、コンボ専用パーツの多さ、弱さが非常にネックになっていました。*2

モダンホライゾン2発売前後の交流会で最も存在感を放っていたデッキの1つで、色の安定を求めた赤白、《クローサの大牙獣》によるリアニメイト戦略や《エラダムリーの呼び声》によるサーチを使うナヤカラー、同じく再録された《名誉回復》などで盤面*3への干渉力を高めたマルドゥカラーが存在します。

note.com

toriniku-wing.hatenablog.com

とにかく全体的にカードが強く、《なだれ乗り》連打による押し付けの上に無限コンボによる即死が存在しています。

現行旧枠モダンにおける最強のデッキの一角であることは疑いようがないでしょう。

 

《浄化の印章/Seal of Cleansing》

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《真の木立ち》によるシルバーバレット、各種エンチャントレスでのドロー、《オーラ術師》での再利用など、色々と活用されています。

 

《独房監禁/Solitary Confinement》

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エンチャントレスでの自衛カードとして使われるほか、《ゴブリンの太守、スクイー》によるロックカードとして使用されています。

 

《対抗呪文/Counterspell》

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"青春"の青要素、カウンタースペルの始祖であるカウンタースペルそのもの。

旧枠モダンにおける打ち消し呪文は《マナ漏出》*4《雲散霧消》*5《中略》*6《神秘の蛇》*7が主力でした。

そんな中で《対抗呪文》を得たことで強化、誕生したデッキは主に3つ。

ユーロブルー

カウンターバーン

ネザーゴー

いずれも《ミシュラの工廠》による影響によるも非常に大きいですが、対抗呪文もそれらをデッキたらしめていることは間違いないでしょう。

note.com

worldgainer.hatenablog.com

 

《激動/Upheaval》

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《サイカトグ》は旧枠モダンにはいませんが、別の相方はいます、その名も《ゾンビの横行》。

①8マナを用意できる状態で《激動》。

②浮いた2マナで《ゾンビの横行》、戻ってきたカードをゾンビに変換。

③大量のゾンビが更地を駆け抜ける!!!

という単純明快なもので、前項で紹介したネザーゴーのメイン、あるいはサイドプランとして使われています。

それぞれが単体でもある程度機能するのが特徴です。

使用者の多い人気のデッキで、上位入賞もしているトップメタの1つです

モダンホライゾン2前にも激動ゾンビは存在していたそうですが……。*8

 

《不可思議/Wonder》

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様々な形が考案されたが結局強いデッキは誕生しませんでした。挑戦者求。*9

 

《陰謀団の先手、ブレイズ/Braids, Cabal Minion》

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現行旧枠モダンを語る上で外せない1枚。ミラーリ争奪戦の覇者。

ノワールの核にして切り札であり、発売前後の交流会はカラフルなノワール展示会となっていました。

mtgwiki.com

タッチカラーは白や緑が多い、とされながらも赤が制したのは面白いことだと思います。

ブレイズによって単体除去の評価が見直され、「やはり《稲妻》が強い」「どんなに弱くても《今わの際》を使うしかない」「《恐怖》はやっぱダメ」などの悲鳴が上がりました。

yakitori-sunagimo.hatenablog.com

 

《総帥の召集/Patriarch's Bidding》

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オンスロート当時に活躍した名カードですが、今のところ目立った活躍はできていない状態です。

最も完成形に近いのがゴブリン召集ですが、マナベースに不安が残っているため本命として使うプレイヤーはいませんでした。

人間召集*10、ファイレクシアン召集*11といった当時存在しないシリーズも考案されましたが残念ながら実用化には至らず。

 

《火炎の裂け目/Flame Rift》

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赤単バーンが大幅に強化されました。

愛好家は少ないものの、「見たくないカード」の筆頭です。

 

《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》

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カーミックボンバーのキーカード。

《狂気の祭壇》と異なり、ライフにも盤面にも干渉するのでビートダウンプランにも貢献するのが特長です。

これにより《ルフ鳥の卵》を孵化させるテクニックが一線級になりました。

 

《帝国の徴募兵/Imperial Recruiter》

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モダンホライゾン2によってもたらされた中でも最強のカードです。

《なだれ乗り》の水増しとしての使用が最も頻度が高く、3→4の流れは旧枠モダンのA定食と呼んでも過言ではないでしょう。

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もっと親の顔見て

《霊体の先達》、《ブレイズ》と現環境の主役カードを支えているのもこの人です。

本来の使い方ともいえるシルバーバレット戦術もよく利用されており、よくあるサーチ先は

《荊景学院の戦闘魔道士》・・・コラコマ。2点火力とアーティファクト破壊。

《雲を追うエイヴン》・・・エンチャント破壊。飛行目当ての場合も。

墓所を歩くもの》・・・墓地対策。

《絹鎖の蜘蛛》・・・飛行対策/固すぎるブロッカー。

《陶片のフェニックス》・・・地上スイーパー。

など、ほぼなんでもできます。

モダンホライゾン2が大量に流通してくれたおかげで、昔では考えもしなかったようなお求めやすい値段で買えるので、とりあえず4枚買ってもいいと思います!オススメ!

 

《女魔術師の存在/Enchantress's Presense》

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旧枠モダンの"女魔術師"が8枚体制となり、エンチャント軸のデッキがローグデッキの域を脱しました。

特に強力なのが《オーラトグ》+《怨恨》のいわゆるオーランカーデッキで、安定性が大きく向上して"デッキ"として扱われるようになりました。

先代と比べて除去されづらく、重ね引きをしてもドローが進むという素晴らしいカードです。*12

 

《狩り立てる群れ/Hunting Pack》

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個人的に一押しのカードです!

緑単、赤緑、緑白を経て最終的に青緑になったストームデッキのフィニッシャーです。

old-flame-modern.hatenablog.jp

かなり癖があるので、これを勧めるのはどうなんだ……?と思いますが、安くて面白くて、まあまあ強いので気になったら回してみてください。

ただし1人回しより対人の方が強いです。*13

 

《火 & 氷 / Fire & Ice》

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本家モダンでも活躍してます。すごい。旧枠モダンでも普通に強いです。

色が合えば大体入るパワーカードに説明もなにもあったもんじゃないですが、旧枠モダンは色マナがタイトな場合が多いので、《氷》をアップキープやエンドに土地に撃つパターンは他より多いと思います。

 

《真の木立ち》

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《独房監禁》や《ミラーリの目覚め》を搭載したデッキを中心に採用されています。

バベル待望の《機知の戦い》にアクセスできる1枚でもあります。

また、先述のカーミックボンバーにも採用されることがあります。

 

《名誉回復/Vindicate》

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インベイジョンブロック構築でも引っ張りだこの万能除去です。

《崇拝》などの詰みパターンがメインから減らせるすごいやつです。

白黒系ビートダウンはあまり愛好家がいませんでしたが、これにより挑戦者が増えて研究が進みつつあります。*14

 

《押し出し成形機械/Extruder》

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今回のアイドル枠。誰も知らなかったアイドル。実力は本物

プレビュー期間中に最もネタにされたカードでしたが、これを入れた茶単が想像の10倍強かった

見かけ上のサイズはタフネス3なものの、コストを用意できれば《稲妻》圏外であり、象を一方的に討ち取ることもできるのでエコーを払う価値が十分にあり、《トリスケリオン》に全力で射出させたり、カウンターを乗せる先を選べるので戦闘が格段に難しくなったりと、謎のカードの正体は今まで存在しなかった"茶単を茶単で組む最大の理由"でした。

旧枠モダンが今年誕生したゲームだったとしたらTwitterのアイコンはコレだったと思います。

 

《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》

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元祖リセットボタンです。昔EDHでお世話になった方も多い、というかもはやEDH以外で見ることの方が少ないのではないでしょうか。

EDHでも強いカードですが、EDHと違ってなんとデッキに4枚まで入ります。そっちで慣れてる人はこれが2枚ある初手を見るだけで面白いと思います。

旧枠モダンにおいては、ありそうでなかったエンチャントをすべて破壊できるカードとして既存のメタゲームを破壊しました。プレインズウォーカーが存在しない当フォーマットでは本当に盤面を綺麗にしてくれます。*15

今まで通ってしまったエンチャントを触りづらかったカウンターバーンなどのデッキにも使われているほか、流してからのブレイズといった卑劣極まりない*16行為も発生しているようです。

 

《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》

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《生命吸収》《霊魂焼却》といったカードがないので黒単でも《沼》が優先されます。

いつか活躍する日が来るといいですが……。

 

《ミシュラの工廠/Mishra's Factory》

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最後を飾るにふさわしい最高の1枚。

色、攻守を問わず様々なデッキタイプで使用される、起源にして頂点なミシュラランドです。「このカードの存在によって《神の怒り》が環境から追い出された。」と言ってよいほど多大な影響をもたらしました。

ただし"強いカードの色拘束が強い"旧枠モダンにおいては色事故のもとになりやすく、特に白系のアグロでは採用が難しいです。

ミッドレンジやコントロールに壁や全体除去後のアタッカーとして採用されます。特に色事故と無縁の茶単とは相性が良く、苦手だった全体除去後のアタッカーとしてはもちろん、通電式キーによりサイズを上げるテクニックも存在します。

逆に、コントロールはミシュラランドへの対策が必須になりました。

《恐怖》より《燻し》、あるいは《闇の追放》がベターでしょう(ただし今述べたものは《ブレイズ》に当たらないので《悪魔の布告》のがいいかもしれません)。*17

 

本ページのまとめ・筆者の主観によるTier表

環境への影響が特に大きかった(あるいは話題になった)カードは以上となります。

挙げた枚数としては20枚ですが、どれだけ影響が大きかったかは想像できたと思います。

長々と述べていたり、プレイヤー様によるデッキ紹介リンクまで貼ってるようなデッキであれば握っても間違いはないであろう強いデッキです。

 

最後に筆者の主観によるTier表を記載します。

狭い界隈の専用機を乗っけてもしょうがないので、ある程度プレイヤーがいるものに絞っています。

Tier1 (デッキが強くてかつ人気のもの。必ず対策をすべき)

カーミックボンバー(色不問)

ノワール(色不問)

青黒コントロール(ネザーゴー、激動ゾンビ合算)

Tier2 (デッキは強いが愛好家は少なめ、またはその逆。意識はしておいたほうが良い)

茶単

ウェイク(色不問)

《神秘の蛇》系クロックパーミッション

エルフ

《狩り立てる群れ》ストーム

Tier3(やや劣るが環境に存在する。マッチングしたときに焦ってはいけない)

ゴブリン(赤単、召集)

バベル

青白コントロール

黒単コントロール

*1:公開順でも初手は対抗呪文なのでいいんですけどそれはまあそれです。

*2:《永劫の輪廻》+《陰極器》+《狂気の祭壇》。対戦相手のライブラリーを削るため、サイド後に《天啓の光》を差し込まれることもあった。

*3:主に土地

*4:めちゃくちゃ強いが終盤にちょっと弱い。

*5:僅かに重いけど確定だし追放が偉い。なんなら対抗呪文より優先することもある。

*6:常に重くて弱い。それでも入れなきゃならない時がある。

*7:概ね神のカードだけど色がとにかくキツい。

*8:《自然の類似》で全ての土地をクリーチャー化し、《脱出》でジェネリック《激動》。本物と違って《ゾンビの横行》が戦場に残る上にキーカードが全てインスタントなのでエンド時に仕掛けることもできる。と書くと強そうだが、2名が組んで通算10戦以上したがどちらも1勝もせずに解体された。

*9:《ゾンビの横行》と組み合わせたワンダーゾンビなど

*10:ミラディン後に一応追加されてはいる。

*11:は?

*12:これはテキストの読み上げです。

*13:ブラフができるしストームが稼げるので。

*14:白黒は強いカードの色拘束が凄いので《コイロスの洞窟》に加えて《真鍮の都》まで入ることもあり、なんなら《ファイレクシアの闘技場》も採用されることがある、くらいヤバいので《魂の管理人》を入れました。という話があって普通に強かった。

*15:再生は残ります。シャンダラーテクニックだね。

*16:褒めています。

*17:しかしノワールにはネズミが入るので完全な対策は難しい。やはり《稲妻》

【旧枠モダン】緑単ストーム

 はじめに

発売ッ!モダンホライゾン2!

読者の皆様はもう新しい旧枠モダンは組みましたでしょうか?

今回の追加カードはなんと38種類、アイディアが湧き出てはまとまらずに霧散なんてことを繰り返しているのではないでしょうか。

私もそんな感じで燻っている状態ですが、たまには組んだデッキをアウトプットするべきだと身内から指摘されてしまったので、新環境の仮想敵となるべくデッキリストを共有させていただきます。

 

デッキリストと解説

4 《濃霧/Fog》
4 《新たな芽吹き/Regrowth》
4 《生き返り/Revive》
4 《不屈の自然/Rampant Growth
4 《早摘み/Early Harvest》
4 《砕土/Harrow》
4 《吠えたける鉱山/Howling Mine》
4 《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》
3 《狩り立てる群れ/Hunting Pack》
25 《森Forest》 

 新規カードは赤文字で表記しました。かわいいですね。

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今回の主役

 ということで今回の主役は旧枠モダン3枚目のストーム呪文《狩り立てる群れ》です!

デッキの動きは至極単純、土地を伸ばし、《早摘み》でマナ加速し、ストーム!

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いつもの

……そう、旧枠モダンにも存在する"再供給ファイア"と同じです。

旧枠モダンにおいてあまり結果を残せなかった再供給ファイアに似たデッキをなぜ取り上げるのか、それはもちろんこの緑単ストームが"強いデッキ"であると自信を持っているからです!

 

再供給ファイアの弱点の1つはカウンターに対する弱さです。

原典と異なりオアリムの詠唱がないため、特大の火の玉が消えたらそこで終わりでした。しかし今回はストーム呪文なのでカウンターに強いです。

盤面への干渉手段が少なかった問題もネビニラルの円盤が解決してくれました。

ストームカウントの問題に関しては前述の砕土、早摘みに加えて《濃霧》を採用しました。

これにより濃霧と新たな芽吹き、生き返りで3種類と見做し、吠えたける鉱山によるターボフォグ戦略を取ることが可能となっています。

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緑単ターボフォグ

フィニッシャーが緑になったことにより、再供給ではなく生き返りで十分になったのも大きなポイントです。

新たな芽吹きはネビニラルの円盤も再利用できるので、非常に粘り強いデッキになりました。

 

デッキ相性など

前述したとおりカウンターデッキには相性がいいです。

青が対抗呪文を獲得したことにより、雲散霧消や中略が減る見込みなのも追い風です。

シンプルなビートダウンにも強いです。

森が5枚立っている状態の時点で、早摘み→狩り立てる群れのコンボ(もちろんあるいはブラフ)が成立するため、早めのターンから戦闘をコントロールできます。

逆に新規勢力であるカーミックボンバーにはほぼ勝てないことを確認しています。ほかスクイーバインドなどの戦闘を介さないバーンダメージに対してこのデッキは無力です。

 

サイドボードや今後の構築の展望は非公開とさせていただきますが、個人的にはこれからも遊べるデッキであると認識しています。

以上、簡単な紹介でした。

【旧枠モダン】モダンホライゾン2まとめ

 モダンホライゾン2での追加カードまとめページです。

公開時系列のメモとしての用途がメインです。

 

対抗呪文/Counter Spell (5/7公開)

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言わずと知れたカウンターの元祖がついに旧枠モダンに!

既存のデッキにそのまま入れるとダブルシンボルで事故を誘発しがちなので気をつけましょう。

 

陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers (5/21公開) 

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オデッセイ期の黒単コントロールを支えた名カードが再録!

旧枠モダンの黒単コントロール復権の鍵となるか。

 

リスの群れ/Squirrel Mob (5/24公開)

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部族リスは果たして成立なるか、リスデッキのメインアタッカー。

古代のテキストなので対戦相手のリスももちろん参照!

 

不可思議/Wonder (5/25公開 その1)

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マジックの景色を激変させてしまった1枚がついに参戦!

嘘か真か、ゾンビの横行、そして隠された恐怖。最強の不可思議デッキを組むのはあなただ!

 

総帥の召集/Patriarch's Bidding (5/25公開 その2)

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オンスロートの特大リアニメイト呪文がまさかの参戦!最強の部族デッキは何だ!?

日本語版はテキストに誤りがあるので要注意。選ばれたタイプのクリーチャーは自他問わず全部蘇ります。

 

押し出し成形機械/Extruder (5/25公開 その3)

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誰も予想してなかったカードが旧枠モダンに参戦!本当に誰なんだ?

運用は厳しいながらもトリスケリオンなどとシナジーがあるせいで可能性を感じさせる1枚。

 

モグの分捕り/Mogg Salvage (5/26公開 その1)

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EDHでも中々お目にかかれないピッチスペルが旧モに登場!

どうしても隙をついて割りたいアーティファクトが現れれば・・・?

 

偶然の出合い/Chance Encounter (5/26公開 その2)

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マジックはコイントスで勝敗を決めるゲームだ!

相方の熱狂のイフリートは再録禁止、魔力激突に勝敗がないなどかなり厳しいが、どうしてもコインを投げたい。そんな日に。

 

ズアーの宝珠/Zuran Orb (5/26公開 その3)

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古の時代で暴れた陰のアーティファクトが26年の時を経て遂に日本語化!

旧モでは相方に恵まれていないものの、思わず古傷が疼きだす1枚だ。

 

スカージの使い魔/Skirge Familiar (5/26公開 その4)

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ピットサイクルの重要エンジンがモダン参戦!

残念ながら旧モで手札が溢れるようなドローはないが、きっと誰かがなんとかしてくれるだろう。

 

ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment (5/26公開 その5)

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無限コンボ常連カードがモダンに登場!

旧枠モダンでもペブルスは暴れるのか、はたまたゾンバードメントのようなデッキが現れるのか、要注目!

 

退去の印章/Seal of Removal (5/26公開 その6)

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印章サイクルの青がモダンに到着!

新緑の女魔術師、オーラ術師との相性抜群で地味ながらも使われること間違いなしの1枚です。

 

ミシュラの工廠/Mishra's Factory (5/26公開 その7)

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遂に来てしまった、ミシュラランドの元祖にして語源!

アグロもコントロールもお任せの超強力カード!!通電式キーで打点を強化!!!!

 

帝国の徴募兵/Imperial Recruiter (5/27公開 その1)

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再録は護衛募集員……じゃないッ!

スクイー、雲を追うエイヴン、ネクラタルから絹鎖の蜘蛛までとにかく器用!ゆっくりミッドレンジの中核になります!

 

クウィリーオン・レインジャー/Quirion Ranger (5/27公開 その2)

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Pauperなどで大活躍中のカードがモダンにも参戦!

見た目以上に強いことに定評のあるカードですが、果たして旧モでも活躍なるか!?

 

浄化の印章/Seal of Cleansing (5/27公開 その3)

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まさかのサイクル完成まであと1枚!

沈黙のオーラが以前から使われているのでそことの競合ですが、軽くて丸いので活躍間違いなし!

 

火炎の裂け目/Flame Rift (5/27公開 その4)

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渋バーンカードがモダンに参戦!

 果たして旧枠モダンでもフルバーンは成立するのでしょうか、乞うご期待!

 

強欲/Greed (5/27公開 その5)

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ミラーリの目覚め/Mirari's Wake (5/27公開 その6)

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激動/Upheaval (5/27公開 その7)

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ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk (5/28公開 その1)

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独房監禁/Solitary Confinement (5/28公開 その2)

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真の木立ち/Sterling Grove (5/28公開 その3)

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女魔術師の存在/Enchantress's Presence (5/28公開 その4)

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名誉回復/Vindicate (5/28公開 その5)

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陰謀団の先手、ブレイズ/Braids, Cabal Minion (5/28公開 その6)

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ゴリラのシャーマン/Gorilla Shaman (5/28公開 その7)

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骨砕き/Bone Shredder (5/28公開 その8)

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ミリキン人形/Millikin (5/29公開 その1)

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火 & 氷/Fire & Ice (5/29公開 その2)

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霊体の先達/Karmic Guide (5/29公開 その3)

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海のドレイク/Sea Drake (5/30公開 その1)

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呪われたトーテム像/Cursed Totem (5/30公開 その2)

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激浪の研究室/Riptide Laboratory (5/31公開)

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ヤヴィマヤの古老/Yaviyamaya Elder (6/1公開 その1)

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狩り立てる群れ/Hunting Pack (6/1公開 その1)

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パッチワーク・ノーム/Patchwork Gnomes (6/2公開 その1)

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天使の学芸員/Angelic Curator (6/2公開 その2)

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全38種類です。お疲れさまでした。

 

【番外パイオニア】カルドハイム新規カード20枚!

番外パイオニア、やってますよね?

かなり久しぶりの更新になってしまいましたが、気にせず前回と同じノリでいきます。

順番はコレクターナンバー順。全カード一言ずつなんか書きます。

 

《戦乙女の先触れ》

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番P版《輝かしい天使》です。まあ強いです。

かなりアホなことが書いてありますが、単体だと謎かけ達人スフィンクスに勝てないので過信は禁物です。

出したターンに4点のライフを得るのがなかなかに難しいので、後述のシュタルンハイムの野心家などをフル活用した白黒天使のフィニッシャーとして活躍していくでしょう。

 

《セルトランドの精霊術師》

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強力なようで実は踏み倒したくなるような呪文がない超大型巨人。

巨人・カードは同期のセルトランドの投げ飛ばし屋と林歩きの儀式者を含めてもわずか5種類、かつ青い巨人はこの1枚のみなので有効活用できる日はまだまだ遠そうです。

 

《肉裂きの死神》

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天使デッキに入る1枚……と思わせて微妙に怪しい枠。

タフネスが怒り火の射程内なのでフィニッシャーとしてはやや不安定に思います。

実は熊のチャンピオンが狂戦士なので、背教の死神、林歩きの儀式者も加えた黒緑ミッドレンジが成立する可能性があります。

 

《セルトランドの投げ飛ばし屋》

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先ほど名前の挙がった巨人です。

スタッツは悪くはないですが、能力に即効性がない点や相性のいいカードが特にないので特に使われることはなさそうです。

 

《梢の戦術家》

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緑のレアはロードになった《ラノワールの部族》。

ロード部分を無視しても強いと思いますが、このカードの早出しのためにラノワールのエルフはもちろん森林の神秘家もフル投入が丸いです。

チャンドラの炎波に耐えるのが凄いですね。

 

《完全武装

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機体は1枚、装備品は2枚、ドワーフは多相込みで3枚です。よろしくお願いします。

インクの染みのある1マナ軽い《エンジン始動》なので、そういうのが好きな人は早めに集めとくといいと思います。

または変則的なハンマータイムデッキができるかもしれないので、そういうのが好きな人は早めに集めとくといいと思います。

 

《シュタルンハイムの野心家》

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天使版《ドラゴン語りのシャーマン》。

無論強いです。今回の戦乙女の先触れ以外にも6マナの天使が複数いるので好きなものを選びましょう。

セラの天使の枠は残念ながら厳しいです。

 

《戦詠みのスカルド》

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装備品は2枚です。よろしくお願いします。

 

《若年の戦乙女》

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今回のバケモノです。このカードにより様々なカードが過去の物となりました。

天使デッキでなくとも、このカード4枚だけで採用価値があります。昔の筋肉スリヴァーみたいなものです。

番外パイオニアが想像以上に流行っているようで、どこもかしこも在庫がなくて困っています。え?違う?

 

《自我の吸収》

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多相の戦士は残念ながら林歩きの儀式者のみです。

現状は5枚目以降の分散でしょうか。

 

《巨人の掌握》

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前述の通り巨人が少ないので活躍は厳しそうです。

ただしコントロール奪取の対象がプレインズウォーカーも行ける点がかなり偉いです。

巨人シナジーカードの中では群を抜いて強力だと思います。いわゆるワンチャン。

 

《古牙の儀式者》

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黒いエルフのうちの1枚。

現状特に語ることもないですね…………。

 

《背教の死神》

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今回のバケモノその2です。

飛んでる2/3が3マナで出てくる上になんか色々あります。

天使デッキや黒ウィニーはもちろん、今後増えてくるかもしれない墓地利用デッキでも活躍間違いなしなので4枚行きましょう。

 

《茨外套の打撃者》

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ついに来ましたPW対策カード!

惜しむらくはとてもじゃないが使いやすいとは言い難いということでしょう。

 

《鈎斧》

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機体は1枚、装備品は2枚、ドワーフは多相込みで3枚です。よろしくお願いします。

《ゴブリンの武器職人、トッゴ》から大量に岩という名の装備品が出るので、そういうフォーマットだと楽しいと思います。

 

《炎巨人の憤怒》

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だから巨人は少ないって言ってるでしょ!

 

《金の突撃車》

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番Pちゃん初の機体です。

宝物を生成するカードは残念ながら1枚もありません。

 

《エルフの伏兵》

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森林の神秘家最高!!!!!111

 

《林歩きの儀式者》

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今回のバケモノ……というほどではないですがとても良いカードです。

何度も名前が挙がっているように、番外パイオニアでは部族シナジーを要求する割に部族カードがないということが多いので多相というだけで一定の価値があります。

今後もそういった部族カードは増えていくと思うので、そのたびに林歩きの儀式者を検討することになるでしょう。猫・騎士・ミノタウルスをすこっていけ!

 

《戦乙女の猛威》

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今までありがとうセラの天使。所詮トークンなのでバウンスには弱いのですが。

現状は白黒天使用に、今後の追加次第ではエンチャントである点がかなり評価されていくと思います。

その辺とは特に関係ないですが、ヒュージ・リーダーズで使う予定です。

 

 

追加カードは以上です。

 ゼンディカーの夜明けで何もなかった分の反動と、約1年前のテーロス還魂記の再来を感じる大盤振る舞いっぷりでした。

 

 

今回の追加で評価が下がる・採用数が減りそうなカード

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若年の戦乙女に対して不利なカードはかなり厳しくなります。

苦々しい結末の蜂はその筆頭です。銀嘴のグリフィンは同じマナ域で枠を奪い合うか両方採用することになりますが、やはり若年の戦乙女に軍配が上がります。

それらの仮想敵を失う大導路の守護者はややイマイチです。貴重かつ強力な部類の到達持ちクリーチャーですが、緑ミッドレンジ系統のデッキでは梢の戦術家に枠を譲る可能性が高いです。

同様に新緑の最高潮はやや微妙なカードとなりました。ただしニッサがそれなりに強いのと色サポートができる点が優秀なので差別化はできています。

 

今回の追加で評価が上がる・採用数が増えそうなカード

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BO1からBO7まで、白黒天使がトップメタとなることが予想されます。

それに対するカウンターとしては謎かけ達人スフィンクスがとても優秀です。

白黒天使の中でも特に強力な戦乙女の先触れへの解としてEngulfing Eruption(飲み込む噴火)の採用率も上がることでしょう。

ただし、同様に流行するであろう緑x系ランプデッキに対しては上記2枚は有効ではありません。

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絶対に放置できないクリーチャーである戦乙女の先触れが出たことでランプデッキのフィニッシャーは茨のマンモスが良く、それに対してはカウンター、除去が有効です。

銀嘴のグリフィン(+嵐前線のペガサス)が若年の戦乙女に置き換わることでウィニーの速度もやや低下することから、以前よりコントロールデッキの立ち位置がよくなるでしょう。これらすべてを採用したグリクシスコントロール復権しそうです。

 

これらを総合すると強いデッキは

・白黒天使

・緑xランプ

・グリクシスコントロール

なのですが、BO7ではなんともう1つデッキが必要になります。

デッキを少し弱くして他に回すか、残りのカードでデッキを組むか、はたまた別の選択肢を探すのか……

この先また現れるであろう対戦相手と、いつか来たる番外パイオニアの流行を待ち望みながらここで筆を置かせていただきます。ありがとうございました。

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